夏ごろも甘藍

夏ごろも甘藍

特性耐暑・耐病性が高い春~夏まき早生種。萎黄病には完全抵抗性で、黒腐れ病への耐病性は比較的高いです。また、浮き玉のため尻腐れは少ないです。
外葉は収穫期にやや開張気味となりますが、玉のサイズの割には小さいので密植可能です。
結球は最初に小さく形を作り、後半は肥大するタイプで、L玉中心の良く揃った玉を収穫できます。
玉はやや艶のある鮮緑色をしており、固く結球し、食味も極めて良い扁円美球となります。
栽培上の注意降雨が適度にある気象下で肥沃な圃場での栽培では、やや外葉が大ぶりとなるので元肥は控えめとする(特に高冷地栽培)。逆に、生育初期が乾燥する地域、作型においては、外葉の伸びを促進させるために、元肥中心の栽培とする(特に平坦地栽培)。
裂球は極端に遅い品種ではないので、追肥の多すぎ、遅すぎには注意する。
サワー型に近い品種ですが、高温乾燥下ではブルームの発生が見られ、硬いイメージとなります。

作型表